2020年、コロナ禍にあって数多くの舞台、映画、コンサートが延期や中止となる中、
いち早くスタートをきったのが、「100歳まで生きる「心の強さ」」でお話しを伺っ
たさだまさしさんだ。「音楽を止めてはならない」の思いから、感染症に詳しい専門
家から知見を深め、コンサートの規模感を考え、会場でのできうる限りの対策を施し
「正しく怖がり」ながら、9月から開催している。
「やればできることがある。やらなければいつまでもできない」、さださんの基底に
はそんな考え方が染みついているのだろう。「やらないで後悔するより、やって後悔
する方がいい」とは違う、やるからには入念に、徹底して「後悔しない実現」に向か
って実行する、そんな人だと思った。
実はこの号をもって定年となる私。編集記者歴37年のオーラス取材が、さださんとな
った。「個体差はあるだろうけれど、年寄りになったらすぐに死ぬ……、というのは
幻想。70代になっても、知恵と力はまだまだ使える。興味のあることを絶やさずやっ
ていかなきゃ。もったいないよ!」の言葉が心に響く。(編集・浅野)
追記
「第71回NHK紅白歌合戦」に、さだまさしさんが、【今こそ歌おう みんなでエール
特別企画】枠にて出演される、とのこと。ゆうゆうの記事と合わせて、ぜひご覧く
ださい!